創始者 モーシェ・フェルデンクライス
モーシェ・フェルデンクライス
(1904~1984)
ロシアとポーランドの国境に生まれる。
パリのソルボンヌ大学で物理学、機械工学の博士号を取得。
ジョリオ・キューリーとの共同研究からスタートし、潜水艦発見器「ソナー」を発明する。
嘉納治五郎との出会いから、フランス初の柔道黒帯保持者となる。
1936年フランス柔道連盟を創設。
その後サッカーで痛めた膝の障害が悪化し、歩行不能か車椅子かと医者に宣告されたが、
科学者としての広汎な知識をもとに探究を重ね、自らひざの機能を回復し、再び運動できるようになった。
これがフェルデンクライス・メソッドの始まりで、1940年代には大脳生理学・解剖学・神経生理学・心理学・系統発生学・ヨガ・柔道などの知識を駆使してフェルデンクライス・メソッドとして体系化した。
メソッドの指導者養成にも力を注ぎ、現在はイスラエルはもとより、北米・南米・ヨーロッパ・オーストラリアそして日本など世界各地に広がっている。
~モーシェ・フェルデンクライス~
著作
「Body and Mature Behavior(身体と成熟した行動)」(1949)、
「Awareness through Movement」(1972:邦訳「フェルデンクライス身体訓練法」)、
「Nora's Case」(1977:邦訳「脳の迷路の冒険」)、
「Elusive Obvious(曖昧にして明瞭なるもの)」(1983)、
「The Master Moves」(1984:邦訳「心をひらく体のレッスン」)など。